2017年 12月 15日
矢口監督作品 映画「ひみつの花園」・「ウォーターボーイズ」・「サバイバルファミリー」 |
矢口史靖監督作品を初めて観たのは、ちょうど病気になった頃。
痛みで眠れず、深夜から明け方の時間帯のリビングは私の城であった。
WOWOWで放送していた西田尚美主演、「秘密の花園」。
お金が大好きな主人公が織りなす、独自ワールドに引き込まれ、何度も何度も観た。
その次の作品、「ウォーターボーイズ」は、
DVDを買い、映像特典に副音声で繰り返し観て、小説も買って、味わえなかった高校3年の青春を疑似体験した。
大好きだった竹中直人が、もっともっと好きになった。
大学で妖精のような綺麗な女の子と意気投合した時、「理想の人が竹中直人」と聞いて理由がよく分かった。
その頃、芦屋雁之助の「裸の大将」シリーズの一挙放送があり、2人で色めき立ったのが懐かしい。
矢口監督は、脚本も演出も自ら手がける天才である。と、思っている。
キャラクター全てに監督の愛情が感じられる作品って、中々ないのではないだろうか。
「スウィングガールズ」、「ハッピーフライト」、「ロボジー」においてもそうだ。
今回の「サバイバルファミリー」は、突然あらゆるライフラインや情報が停止した世界で、ある家族に焦点をあてて描いた作品。
壮絶な世界の筈なのに、矢口作品であるから笑いもあるし、ほっこりあたたかい気持ちになれるので安心して観れた。
矢口監督の映画は、優しくて柔らかい。
また、「ひみつの花園」も観たくなりました。
shishimayu
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by shishimayuzamurai
| 2017-12-15 07:00
| 映画